XOOPS 設置手順

当ページは Futurism Works の  ColdFusionホスティングサービス / レンタルサーバー(共用) をご利用いただいているお客様向けの XOOPS設置手順です。

目次

  1. はじめに
    1. XOOPSとは
    2. XOOPSで利用されている技術
    3. XOOPSを使用するには
    4. MySQL利用設定
  2. Xoops ダウンロード
    1. ファイルのダウンロード
    2. ファイルの解凍
    3. ファイルのアップロード
  3. インストール
    1. アクセス権の設定
    2. データベース(MySQL)の設定
    3. 管理者情報の設定
    4. フォルダの削除とアクセス権の再設定

1. はじめに

1.1. XOOPSとは

XOOPSとは (XOOPS日本公式サイト)

XOOPSとはヤフーやCNETのようなポータルサイト(コミュニティサイト)を個人でも手軽に立ち上げることのできるソフトです。

通常、このような高機能コミュニティサイトを構築するには、高価なハードウェア/ソフトウェア、高度な技術、そして多大な時間を要し、必ずしも容易であるとはいえない状況です。XOOPSはオープンソースライセンスであるGPL(GNU 一般公有使用許諾書)に基づいて開発されたソフトで、一般的にフリーソフトと呼ばれる部類に入ります。つまり、少なくともソフトウェア部分では一切の費用がかかりません。また、インストールも非常に簡単で慣れれば5分とかかりません。

XOOPSとはe X tensible O bject O riented P ortal S ystem の略で、直訳すると「拡張可能なオブジェクト指向ポータルシステム」ということになります。

1.2 XOOPSで利用されている技術

XOOPSの中核となる技術はサーバーサイドスクリプト言語であるPHPとデータベースです。データベースを利用することにより、情報の管理・更新・保存・検索等を高速且つ容易に行うことができます。特に、XOOPSで使用されているMySQLはその高速性からgoogle等の一部検索システムでも使用されているほどです。

PHP言語とデータベースとの連係により、ダイナミック且つ高機能なサイトの構築が可能となります。PHPおよびMySQLは共にオープンソースであり、フリー且つ手軽に利用できることから、特に海外では多くのユーザの支持を得ています。

1.3 XOOPSを使用するには

XOOPSを実際に使用するにはまずMySQLおよびPHPが既にインストールされたサーバーが必要です。特にサーバーのOSを問うことはなく、ほとんどのOS上で動作することが確認されています。

ご自分でサーバーを用意されるという方は、サーバーにMySQLおよびPHPが既にインストールされていることをご確認ください。XOOPSをインストールするのに必要なサーバー環境は以下のとおりです。

  • WWWサーバー: Apache(1.3.xx)を特にお薦めします
  • データベース: MySQL3.23.xx(将来的にはPostgreSQL等にも対応予定)
  • PHP: PHP4.0.3 以降 (4.1.1以降を推奨)
PHPおよびMySQLについては以下のサイトにて詳しい情報を入手することができます。

PHP
日本PHPユーザ会
MySQL
日本MySQLユーザ会

Futurism Worksでは、既にMySQLおよびPHPが導入済みです。以下の手順に従い、XOOPSをダウンロードし、インストールしてください。初めてであっても10分もあればインストールでき、直ちにサイトの運営を開始できるところがXOOPSの強みでもあります。

1.4 MySQL利用設定

Futurism Works で MySQLを利用するためには「MySQL利用設定画面 」で設定を行っておく必要があります(参考: ユーザーサポート :MySQLについて…) 。

Site Manager」にログインし、「MySQL利用設定」を選択することで「MySQL利用設定画面 」が表示されます。設定内容は1時間以内に有効となります。

 

2. XOOPS ダウンロード

2.1 ファイルのダウンロード

XOOPSの現在の最新バージョンは XOOPS 2.0.6 です(2004.02.18現在)。当ページのXOOPSの設置手順はXOOPS 2.0.6 について記述しています。

XOOPS日本公式サイト

XOOPS日本公式サイト ダウンロードページ

上記のXOOPS日本公式サイトのダウンロードページからコアパッケージ(日本語版) XOOPS 2.0.6  をダウンロードします。

2.2 ファイルの解凍

ダウンロードが完了したら、解凍します。 zip形式ファイルの場合はWinZipやLhaca等の解凍ソフト(窓の杜やVECTORなどでダウンロード可)を使用してください。

解凍が正常に行われると、xoops-2.0.6-ja-eucjp ディレクトリが作成され、このディレクトリの中に更にdiffs、docs、extras、htmlの4つのディレクトリが作成されます。

XOOPSが実際に使用するのはhtmlディレクトリ内のファイルのみです。また現在のバージョンにおきましては、日本語化ファイルは全て含まれています。

2.3 ファイル のアップロード

FTPソフトなどを使って、ファイルをアップロードします。[xoops-2.0.6-ja-eucjp]内の「html」フォルダにあるすべてのファイルやフォルダを、お客様のサーバースペースへアップロードします。 新規にディレクトリを作成してそこにアップロードしてもかまいません。

FileZillaを使って /www/htdocs/xoops にアップした例:

MT006.gif

3. インストール

3.1 アクセス権の設定

転送後、ブラウザに「http://あなたのサイトのURL」(ルートディレクトリ以外にアップロードした場合は『/アップロードしたディレクトリ名』も入力)と入力すると、インストールウィザードが開始されます。 リストからJapaneseを選択し、[次へ]をクリックします。

次のページで必要なソフトウェアや準備についての記述があります。ウィザードに従って[ アクセス権のチェック >> 次へ]をクリックすると、[ファイルのアクセス権のチェック]画面が表示されます。

画面の指示に従ってディレクトリ・ファイルのパーミッションを変更します。

ディレクトリuploads/は、書込不可となっています。chmod 777してください。
ディレクトリcache/は、書込不可となっています。chmod 777してください。
ディレクトリtemplates_c/は、書込不可となっています。chmod 777してください。
ファイルmainfile.phpは、書込不可となっています。chmod 666してください。

FFFTPなどを使用して上記の3つのフォルダと1つのファイルを属性変更にてパーミッションを変更し書込を許可します。

パーミッションの変更が正常に完了し、再読み込みをクリックすると、以下の画面が表示されます。[次へ]をクリックします。

3.2 データベース(MySQL)の設定

データベース情報を入力する画面が表示されます。

ここでユーザー専用ページで作成したデータベースの情報を入力します。

データベースサーバーのホスト名・・・作成したデータベースの[サーバー名]を記入します。
データベースユーザ名・・・作成したデータベースの[ユーザー名]を記入します。
データベースパスワード・・・作成したデータベースの[パスワード]を記入します。
データベース名・・・データベースの[データベース名]を記入します。(通常ユーザ名と同じ)

他の項目に関しては設定変更の必要はありません。入力後[次へ]をクリックします。

3.3 管理者情報の設定

ウィザードに従い進めると、サイト管理者情報の入力画面が表示されます。

管理者ユーザ名・・・任意の文字列を入力してください。
管理者メールアドレス・・・お客様のメールアドレスを入力します。
管理者パスワード・・・任意のパスワードを入力します。
入力後問題がなければインストール完了画面が表示されます。

3.4 フォルダの削除とアクセス権の再設定

[ここ] をクリックするとログイン画面が現れますので、

ユーザー名
パスワード

を入力してログインボタンをクリックすると、以下のような画面が現れます。

送信ボタンをそのままクリックすると注意書きのある管理メニューが現れます。

注意書きにしたがって[install]フォルダを削除し、[mainfile.php]のパーミッションを[644]に変更して完了となります。

ブラウザに「http://あなたのサイトのURL」(ルートディレクトリ以外にアップロードした場合は『/アップロードしたディレクトリ名』も入力)を入力して確認してください。