更新日:2016/12/12
フィルタリングによってスパムメールと判断されたメールには、スパムメールを意味するヘッダーが付加されます。
このヘッダーが含まれたメールをメーラーで特定のフォルダに振り分けることにより、スパムメールに対応するわずらわしさが軽減されます。
このページでは、その設定方法を案内致します。
この設定は2016年11月10日現在、Windows 7 Professional SP1にて確認しています。
Outlook2016を起動して頂くと受信トレイの画面が表示されます。
上部リボンの「ホーム」から、「ルール」→「仕分けルールと通知の管理」をクリックします。
「新しい仕分けルール」をクリックします。
スパムメールを指定したフォルダに振り分けるルールを作成します。
テンプレート:新しい仕分けルールを作成する より、
「受信メッセージにルールを適用する」を選択し、「次へ」をクリックします。
メールのヘッダーでスパムメールかどうかを判断する設定を行います。
条件選択「メッセージヘッダーに特定の文字が含まれる場合」をチェックし、ステップ2の「特定の文字」をクリックします。
メッセージヘッダーに含まれる文字に、『X-Spam-Status: Yes』と入力し、「追加」をクリックします。
これは、ウィズセキュア社提供のスパムフィルタでスパムメールと判断したメールのヘッダーへ、自動的に付加される文言です。
特定の文字列一覧に、『X-Spam-Status: Yes』と表示されている事を確認して、「OK」をクリックします。
4.の画面へ戻ります。
ステップ2の「特定の文字」が『X-Spam-Status: Yes』へ変更された事を確認し、「次へ」をクリックします。
スパムメールと判断されたメールを振り分けるフォルダを指定します。
処理選択「指定フォルダーへ移動する」をチェックし、ステップ2の「指定」をクリックします。
本マニュアルでは、Outlook2016のデフォルトの迷惑メールフォルダにスパムメールを振り分けます。
「迷惑メール」フォルダを選択し、「OK」をクリックします。
4.の画面へ戻ります。
ステップ2の「指定」が「迷惑メール」へ更新された事を確認し、「次へ」をクリックします。
スパムメールと判断されたメールの中で、特別な処理をするメールがあれば、ここで設定を行います。
本マニュアルでは何も設定しないため、「次へ」をクリックします。
ステップ1にて名前を入力します。今回は分かりやすく「SPAMメール」としました。
名前を付け、「この仕分けルールを有効にする」にチェックが入っている事を確認し、「完了」をクリックします。
作成した「SPAMメール」が仕分けルール欄に表示されている事を確認し、「OK」をクリックします。
これにてスパムメールの振り分けルールが作成は終了です。
今後スパムメールと判断されたメールは、指定されたフォルダに振り分けられます。
お疲れさまでした。
スパムフィルタは、自動的にスパムメールか否かを判定しております。
そのため、お客様にとって必要なメールがスパムメールと判定される恐れがございます。
メールの振り分け設定次第では、スパムメールと判断されたメールをすぐに削除する設定も可能ですが、
通常はスパム用のフォルダにメールを振り分ける事をお勧め致します。