更新日:2024/6/10
※注意※
・以下でご案内している設定方法は弊社テスト環境で動作確認しておりますが、お客様環境での動作保証は行っておりません。
設定を行う際はお客様ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。
・.htaccessファイルの書き換えを行う場合は、バックアップを取ったうえでの作業をお願いいたします。
.htaccess とは、「Apache(アパッチ)」というソフトウェアを使用しているWebサーバーで
ディレクトリ単位で設定を制御することができるファイルです。
この.htaccessというファイルをサーバー内に設置することで、Webブラウザからのリクエストに対して、
Webページをそのまま表示するか、別のページを代わりに出すか、表示するためにパスワードを要求するか等、
どのようにリクエストを返すのか、設定することができます。
※画像はFilezilla(3.47.1)でファイル操作した場合です。
FTPソフトでのファイル操作にご不明点がございます場合はFTPソフト製作会社へご確認ください。
1. ローカル環境でテキストエディタ(メモ帳やTeraPadなど)で
テキストファイルを作成し、 ご希望の動作の記述をした後に、
「htaccess.txt」などの名前でローカル環境の分かりやすいところに保存します。
2. FTPソフト(FFFTPやFilezillaなど)を使用し、「htaccess.txt」をサーバにアップロードしてください。
※ 「/www/htdocs/」以下にある、”設定を行いたいディレクトリ”にアップロードする必要があります。
※パーミッションは「644」や「604」などの適切なものになっているかご確認ください。
画像例)Filezillaで「/www/htdocs/」直下にアップロードする場合
3. アップロードした「htaccess.txt」ファイルのファイル名をFTPソフトで「.htaccess」に変更してください。
画像例)Filezillaでファイル名変更をする場合
上記の方法で .htaccess が設置され、設定が反映されます。
【エラーが発生した場合】
.htaccess を設置後、webページにアクセスしエラーが表示される場合には以下の点をご確認ください。
主に設定できる機能として、以下の機能をご紹介いたします。
.htaccess でredirect(リダイレクト)を設定することで、
アクセスを他のドメインや他のファイルへのアクセスに転送することが可能です。
ドメインやサイトの構造を変更した場合に古いドメインやファイルパスへのアクセスを
新しいドメイン・ファイルパスへ転送する、といったように使用されます。
~設定方法~
.htaccess に以下を記載することで設定可能です。
※例) サイト全体を「http://www.futurism.ws/server/」に転送する場合
移転元へのアクセスが全て「http://www.futurism.ws/server/」に転送されます。
また、httpのページへのアクセスをhttpsのページへリダイレクトする場合には、
上記の「Redirect permanent」を使用した転送ではなく、
「mod_rewrite」を使用した転送方法を推奨いたします。
※■お客様ドメイン名■と記載のある部分はお客様のご契約のドメイン名に置き換えてください。
※httpとhttpsで参照しているディレクトリが同じ場合、
「Redirect permanent」でhttpsのページへの転送設定を記載すると
httpsのアクセスリクエストがループし、エラーとなります。
※httpsでのSSL化は「共用SSLオプション」「独自SSLオプション」をご契約いただくことでご使用可能です。
オプションのご契約をご希望の場合は弊社サポート(support@futurism.ws)までご連絡ください。
ホームページにID・パスワードによる認証を追加することが可能です。
~設定方法~
.htaccess に以下を記載し、「.htpasswd」ファイルを作成することで設定可能です。
□.htaccess への記載
※■FTPID■と記載のある部分はお客様のご契約のFTPID(半角アルファベット小文字1文字+数字7桁)に置き換えてください。
□.htpasswd への記載
ユーザー名:パスワード
ユーザー名:パスワード
例)user:TqRvSFYqgleEg
上記の場合、ユーザー名:user パスワード:pass でホームページにアクセス可能となります。
このときパスワード(今回は「pass」)の文字列は暗号化されています。
暗号化の方法としましては以下のようなサイトを使用する方法がございます。
・外部リンク:LUFTTOOLS ,htaccessによる認証 パスワード暗号化ツール
https://www.luft.co.jp/cgi/htpasswd.php
ホームページに接続元IPアドレスによるアクセス制限をかけることが可能です。
特定のIPアドレスからの接続のみ可能にしたり、特定のIPアドレスからのアクセスを拒否することも可能です。
※アクセス負荷のIPアドレスからアクセスされた場合、403エラーを表示します。
エラーページを任意のものに変更したい場合は、【エラー画面を任意のものに変更】の項目もご確認ください。
□特定のIPアドレスからのアクセスのみ”許可”する場合
※■アクセスを許可するIPアドレス■と記載のある部分を、アクセスを許可したいIPアドレス(IPアドレス帯)に置き換えてください。
※アクセスを許可したいIPアドレスが複数ある場合は、「allow from」の行を追加してください。
order deny,allow
deny from all
allow from ■アクセスを許可するIPアドレス■
□特定のIPアドレスからのアクセスを”拒否”する場合
※■アクセスを拒否するIPアドレス■と記載のある部分を、アクセスを拒否したいIPアドレス(IPアドレス帯)に置き換えてください。
※アクセスを拒否したいIPアドレスが複数ある場合は、「deny from」の行を追加してください。
order allow,deny
allow from all
deny from ■アクセスを拒否するIPアドレス■
通常では弊社のロゴの表示されたエラーページが表示されますが、
このエラーページをお客様任意の画像などに変更することが可能です。
エラーページはお客様側で制作し、そのファイルを相対パスで指定してください。
ファイル名の規制は特にございません。
・主なエラー番号
~設定方法~
基本の記載方法:
※■エラー番号■、■エラーページファイル■と記載のある部分は設定したいエラー番号、ファイルパスに置き換えてください。
ErrorDocument ■エラー番号■ ■エラーページファイル■
記載例:
ErrorDocument 500 /error1.html
ErrorDocument 404 /error2.html
ErrorDocument 403 /error3.html
※上記で動作しない場合は、絶対パスでもご確認下さい。
※■お客様ドメイン■と記載のある部分は、お客様のドメイン名に置き換えてください。
ErrorDocument 500 http://■お客様ドメイン■/error1.html
ErrorDocument 404 http://■お客様ドメイン■/error2.html
ErrorDocument 403 http://■お客様ドメイン■/error3.html
PHPのバージョン変更は、基本的にはSite Managerの「PHP設定」から可能です。
・PHPのバージョン設定方法 : http://www.futurism.ws/server/support/manual/startup/php/91php.html
独自SSL設定やDNSレコードの変更をされているお客様の場合、上記の方法でのPHPバージョン変更ができない仕様となっております。
.htaccess に AddHandler を設定していただく方法でのPHPの変更作業が必要となります。
設定方法は以下ユーザーサポートページをご確認ください。
.htaccessを適切に設定することで、サイトのセキュリティ対策(IPアドレス制限、Basic認証)を行ったり、
サイト内のページリンクを変更したときに旧ページへのアクセスを新ページに継ぐこと(redirect設定)などが可能になります。
お客様のサイト作成にお役立ていただければ幸いです。