Movable Type 6.3.3のインストール方法や設定についてご案内致します。
※Movable Typeとは、世界中に広く知られるWebコンテンツ管理システムです。
豊富なデザインや機能を有し、利用者に見合うブログサイトを作成することが出来ます。
またブログだけではなく、ウェブサイトの作成や、ファイルの管理、更新履歴の保存など多岐の機能を有しています。
インストールは主にブラウザ画面上の指示に従うだけです。そのため専門知識が不要で、簡単にインストールが出来ます。
ただし、Movable Typeのご使用方法により、ライセンスが有償・無償と異なります。ご注意ください。
ライセンスについての詳細は、Movable Type公式HP(下記URL)をご参照ください。
https://www.sixapart.jp/movabletype/license/
※Movable Type 6.3.3の必要な動作環境はMySQLバージョン5.0以上です。
※この設定は2017年4月3日現在、Windows 7 Professional SP1にて確認しています。
※Movable Typeのバージョンによっては表示が異なる場合も御座います。 適宜読み替えて頂けますようお願い申し上げます。
本マニュアルでは、有償ライセンスの画像を用いて、個人利用での無償ライセンスでの設定方法をご案内致します。
Movable Type 6.3.3を使用する際、MySQLはバージョン5.0以上を必要とされております。
Movable Typeのインストールを行う前に、弊社ホスティングサーバーのMySQL設定を行います。
弊社のSite Manager(下記URL)にお客様のFTPIDとFTPパスワードを入力し、ログインして下さい。
https://secure.futurism.ws/sm/users/login
SiteManagerの左側メニューにて、「MySQL5設定」をクリックします。
MySQL利用設定画面が表示されます。
MySQLが「有効」となっていることを確認します。
もしも「無効」となっていた場合、「設定変更」をクリックします。
画面が切り替わり、下記のような選択入力の画面が表示されます。
下記の画像と表を参考にして頂き、適切な入力が終わりましたら、「変更」をクリックします。
機能ON/OFF | 有効 を選択 |
---|---|
MySQL用パスワード | お客様ご自身にて、自由なパスワードを入力ください。 設定後、パスワードを確認することはできません。 必ずパスワードを把握して頂きますよう、お願い申し上げます。 |
文字コード | utf8 を選択 |
画像のような画面に切り替わりましたら、MySQLの設定変更は終了しました。
反映されるまでしばらくお待ちください。
反映後に、もう一度SiteManagerの左側メニューにて、「MySQL5設定」をクリックします。
MySQL利用設定画面が表示されます。
画像のように、MySQL5の設定内容を確認できます。
この内容は、後ほど使用するので控えておいて下さい。
(「○Movable Typeのインストール 3.データベースの設定をします。」にて使用します。)
Movable Typeのインストールに必要なファイルをダウンロードします。
下記のようにMovable Typeの公式サイトにて、赤枠の「今すぐダウンロード」をクリックします。
公式サイト:https://www.movabletype.jp/
「Movable Type 個人無償版ダウンロード」ページが表示されます。
制限事項および利用許諾契約書を必ずご確認ください。
確認が終わりましたら、ページ下部の「メールアドレス」を入力し、「利用目的」を選択します。
二つとも入力が終わりましたら、『上記に同意して申し込む』をクリックします。
入力したメールアドレス宛に、Movable TypeをダウンロードできるURLが書かれたメールが届きます。
URLをクリックすると、ダウンロードが開始されます。
(データ保存先はパソコンにより異なります。)
ダウンロードされたデータは圧縮されているため、解凍します。
解凍後、作成されたフォルダは、「mt633」と名前を変更します。
1.で作成した「mt633」フォルダを、そのままお客様のホームページ上の「/www/htdocs」という場所へアップロードします。
このマニュアルでは、データをアップロードするためのFTPソフトとして、「FileZilla」を使用しています。
FileZillaのサーバ接続方法については、下記のURLよりマニュアルを ご参照ください。
Windows版:http://www.futurism.ws/server/support/man_sta_ftp_filezillawin.html
Mac版:http://www.futurism.ws/server/support/man_sta_ftp_filezillamac.html
また、FTPソフトを使用する際は、各ソフトの最新のバージョンをご利用ください。
左側のローカルサイトには、「mt633」フォルダが見えるように表示させます。
右側のリモートサイトでは、「/www/htdocs」(wwwフォルダの中のhtdocsフォルダの中身)を表示させます。
「mt633」フォルダを右クリック(macでは副ボタンクリック)して「アップロード」を選択します。
正常にアップロードされますと、右側のリモートサイトのファイルリストに「mt633」フォルダが表示されます。
ここでアップロードしたフォルダの名前が、Movable TypeをインストールするためのURLとなります。
今回の例では、「http://お客様ドメイン名/mt633/」にアクセスすると、アップロードしたMovable Typeのページが表示されます。
※例えばお客様のドメイン名が「xxxxx.fiw-web.net」である場合、インストールするためには「http://xxxxx.fiw-web.net/mt633/」となります。
2.にてアップロードした「mt633」フォルダの中にある「.cgi」と「.cgi-original」という名前がついたデータのパーミッションを変更します。
この操作を行わないと、CGIファイルの実行権限が無いため「HTTP Error 500」の原因となります。
必ずインストール作業前に変更をお願い致します。
画像のように、「.cgi」と「.cgi-original」という名前がついたデータを全て選択します。
選択したデータの上で右クリック(macでは副ボタンクリック)し、「ファイルのパーミッション」を選択します。
数値の欄に「700」と入力し、「OK」をクリックします。
お好きなブラウザにて、アドレスバーに「http://お客様ドメイン名/mt633/」と入力し、アクセスします。
画像のような、Movable Typeへようこそという、利用者を歓迎する画面が表示されます。
赤枠の「Movable Type にサインイン」をクリックします。
基本的な環境設定を行います。
使用言語は「日本語」を選択し、「開始」をクリックします。
Movable Typeを利用するのに必要なPerlのモジュールが揃っているかをチェックしています。
問題がなければ、画像のように「必要なPerlモジュールは揃っています。」と表示されます。
「オプションのPerlモジュールのうちいくつかが見つかりませんでした。」と表示されますが、気にせずこのまま「次へ」をクリックします。
画像のような、Movable Typeのデータベース(データの保存場所を指します。詳しくは此方)を入力する画面が表示されます。
入力する情報は、SiteManagerにて設定したMySQL5の情報を入力いたします。
(「○MySQLの確認と設定」をご参照ください。)
下記の画像と表を参考にして頂き、適切な入力が終わりましたら、「接続テスト」をクリックします。
データベースの種類 | MySQLデータベース(推奨) を選択 |
---|---|
データベースサーバ | MySQL5の『サーバIP』を入力 (例:xxx.xxx.xxx.xx) |
データベース名 | MySQL5の『データベース名』を入力 (例:z1234567) |
ユーザー名 | MySQL5の『ユーザ名』を入力 (例:z1234567) |
パスワード |
MySQL5の『パスワード』を入力 ※セキュリティ上、SiteManagerにてパスワードを確認することはできません。 |
データベースについて
データベースとは、ホームページを掲載する際に必要なデータを保管する場所を指しております。
このマニュアルでは、お客様が弊社と契約しているレンタルサーバーを示しております。
FTPソフトを利用してファイルやデータをアップロードする際に、接続するレンタルサーバーの場所が「データベース」です。
問題がなければ、画像のように「データベースの設定を完了しました。」と表示されます。
もしもこの画面にならない場合は、前に戻ってデータベースの設定を見直して頂きますようお願い致します。
「次へ」をクリックします。
パスワードを再設定した際や、おしらせの通知などをする為のメールサーバーの設定を行います。
このメール設定はMovable Typeからのシステムメッセージをメールで送信するための設定です。
本マニュアルでは弊社ホスティングサービスで使用しているメールアドレスとメールサーバを設定しておりますが、
弊社以外のメールサーバも設定は可能です。
下記の画像と表を参考にしてください。
システムメールアドレス | Movable Typeから送られるメールのアドレスとして使用されます。 弊社ホスティングサービスで使用している(Site Managerで設定した)メールアドレスを入力 (例:test01@support.w.fiw-web.net) |
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メール送信プログラム | SMTPサーバー を選択 |
送信メールサーバー(SMTP) | 弊社よりメールにてご案内しています「設定完了メール」に記載した『SMTP SERVER』を入力 (例:support.w.fiw-web.net) |
SMTPサーバーのポート番号 | 25 を入力 |
入力が終わりましたら、「次へ」をクリックします。
※メール設定が正しいか確認したい場合
「次へ」ではなく、「テストメールを送信」をクリックします。
設定したメールアドレスからテストメールが送信できます。
空欄に受信できるメールアドレスを入力します。
本マニュアルでは、「システムメールアドレス」で設定したメールアドレスと同じものを使用しています。
同一のメールアドレスでも問題なくテストは可能です。
メールアドレスの入力が終わりましたら、「送信」をクリックします。
テストメールが届くことを確認してください。
届いていない場合は、前の画面に戻り送信メールサーバに間違いが無いか見直して頂きますようお願い致します。
画像のように、構成ファイルがお客様のホスティングサーバ内に作成されました。
「次へ」をクリックします。
画像のような、システム管理者のアカウントを入力する画面が表示されます。
ここで設定したアカウント情報を元に、Movable Typeへサインインすることができます。
下記の画像と表を参考にして頂き、適切な入力が終わりましたら、「次へ」をクリックします。
ユーザー名 | お客様ご自身にて、任意に入力ください。 Movable typeの管理画面へログインする際、ユーザー名が必要です。 |
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表示名 | お客様ご自身にて、任意に入力ください。 Movable Typeで記事を書いた際、此方が表示されます。 |
電子メール | 確認可能なメールアドレスを入力してください。 パスワードが分からなくなった場合などに活用いたします。 |
使用言語 |
日本語 を選択 |
パスワード | お客様ご自身にて、任意に入力ください。 Movable typeの管理画面へログインする際、パスワードが必要です。 また設定後、パスワードを確認することはできません。 必ずパスワードを把握して頂きますよう、お願い申し上げます。 |
パスワード確認 | 上記で入力したパスワードを再度入力ください。 |
画像のような、ウェブサイトの情報を入力する画面が表示されます。
下記の画像と表を参考にして頂き、適切な入力が終わりましたら、「インストール」をクリックします。
ウェブサイト名 | お客様ご自身にて、任意に入力ください。 |
---|---|
ウェブサイトURL | WebサイトのURLです。 本マニュアルでは、お客様のドメイン名のみでページが表示されるようにしております。 例:お客様のドメイン名が「xxxxx.fiw-web.net」である場合 http://xxxxx.fiw-web.net/ |
ウェブサイトパス | Webサイトのデータを保存する場所を指定します。 本マニュアルでは、htdocs直下にWebサイトのデータを保存するようにしております。 例:お客様のFTPIDが「z1234567」である場合 /home/client/z1234567/www/htdocs |
テーマ |
お客様ご自身にて、任意に選択ください。 |
タイムゾーン | UTC+9(日本標準時) を選択 |
以上の設定にて、Movable Typeのインストールが開始されます。
無事にインストールが完了すると、「インストールを完了しました!」という画面が表示されます。
「Movable Typeにサインイン」をクリックします。
インストール時に設定したシステム管理者のアカウントで自動的にログインします。
(「○Movable Typeのインストール 6.管理者アカウントを設定します。」にて入力した情報です。)
Movable Typeの管理画面トップページは、ユーザーダッシュボードと呼ばれています。
此処で記事を書いたり、プラグインの導入などが行えます。
Movable Type管理画面へログインするためのページを開きます。
お好きなブラウザのアドレスバーに「http://お客様ドメイン名/mt633/mt.cgi」と入力します。
入力したアドレスにアクセスすると、Movable Type管理画面のログインページが開かれます。
「○Movable Typeのインストール 6.アカウント情報を入力します。」にて登録した「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。
入力が終わりましたら、「サインイン」をクリックします。
無事にログインが完了すると、ユーザーダッシュボードが表示されます。
Movable Typeは自由度の高いブログアプリケーションです。
ブログデザインのテンプレートや機能拡張のプラグインも豊富に準備されております。
ブログのカスタムや記事の投稿方法、実際の運用での注意点やセキュリティなどについて、Movable Type公式サイトなどをご参考下さい。
Movable Type 6 ドキュメント:https://www.movabletype.jp/documentation/mt6/
Movable Type セキュリティ対策ガイド:https://www.movabletype.jp/guide/movable-type-security-guide.html
Movable Typeはセキュリティ問題が確認されると、セキュリティアップデートが公式から提供されます。
アップデート対象者はそちらを適用する必要があり、アップデート方法は公式サイトにてご確認ください。
これでMovable Type 6.3.3の導入方法は以上です。
お疲れさまでした。